【猫選びのポイント】
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作成者:JHPA事務局
猫は快適な環境が整っていれば家の中でも十分暮らしていく事が出来ます。散歩も必要ないので、手間もそれほどかかりません。品種や性別で性格も変わってきますし、雑種の猫たちは下記のカテゴリーで分けられるものでもありませんし、猫それぞれに個性がありますから、ここでは一般的なポイントを説明します。

〈猫の毛質〉
○短毛種
長毛種と同じように抜け毛はありますが、毛が絡まったりすることがないので、長毛種よりはお手入れが楽です。
○長毛種
毎日のブラッシングが必要です。こまめなお手入れができる人が選ぶ猫種でしょう。他にカールした被毛や無毛の猫もいます。これらの猫も長毛種同様、被毛や皮膚のケアが重要です。

〈猫の性別〉
○男の子
行動力があり積極的
○女の子
気性がきつい

去勢をしていないオスはテリトリーを示すためマーキング行為を行い、メスは発情期になると甲高い声で鳴き、迷惑行為となる場合があります。避妊・去勢を行うとどちらも甘えん坊になり、室内飼育に適した状態で生活する事ができますので、交配させるつもりがなければ不妊手術を獣医師に相談される事をお勧めします。

〈猫の顔のタイプ〉
○ペシャ顔
ペルシャやエキゾチックなどの鼻が上を向いている猫種。比較的穏やかで動き回ったりせず、鳴くことも少ない猫種です。集合住宅で飼育する場合安心です。
○三角顔
顔が逆三角で耳が大きく、スリムなシャムやアビシニオンなどの猫種です。活発に動き回ることが好きですが、神経質な面も持っていて良く鳴く性質の猫が多いとも言われています。
○四角顔
どっしりした中肉中背のタイプ、アメリカンショートヘアー、スコティッシュホールドなどの猫種です。性格は猫にしてはおおらかで社交的です。がっしりしているとかなりの体重になる場合もあります。

〈子猫 or 成猫〉
○子猫
自分で一からしつけや世話をすることによってしつけをしやすいですが、運動量が多く、とにかく遊び好きな子猫の欲求を満たしてあげるのは結構大変ですから、高齢者や留守がちな人は大変です。また生後8週齢未満で迎えると、食事や排泄の世話などの手間が大変ですから、いつも家にいられる人が好ましいでしょう。先住猫がいる場合は子猫を迎えると相性などのリスクが一番少なくてスムをいわれていますが、野良猫など保護した猫の場合、感染症や猫エイズが心配ですので、人から譲り受ける場合は、健康診断をしてから譲り受ける方が安心です。
○成猫
ある程度落ち着いた猫できちんと飼われていた猫であれば、扱いやすく初心者でも安心して飼えるでしょう。ただし、これまでの生活ぶりや好きなもの、苦手なもの、嫌いなものなどを聞けない場合、問題行動などへの対処が難しいことも考えられます。

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