一般に猫の老化がはじまるのは、8〜10歳くらいです。ただし個体差が大きく、7歳ですでに衰えが見られる猫もいますし、15歳でまだまだ元気という猫もたくさんいます。老化の現れ方や度合いも猫によって様々です。愛猫の体の変化に合わせて、適切なケアを心がけましょう。
〈老化のサイン〉
目
○目やにが出やすくなる。
○視力が低下する。
○眼球が白っぽく濁ってくる。(白内障)
耳
○音への反応が鈍くなる。
毛
○ヒゲや口まわりに白髪がある。
○毛づくろいの回数が減り、毛づやが悪くなる。
歯
○口臭がきつくなる。
○歯が抜けてくる。
爪
○固く丸まってくる。
○爪とぎをしなくなり伸びたままになる。
足腰
○歩く時に足腰がふらつく。
行動
○動きが鈍くなる。
○寝ている時間が長くなる。
○ジャンプ力が無くなった。
○食事の量が減った。
○餌を食べたばかりなのにすぐねだる。
○トイレの場所を忘れる。
○名前を呼んでも無反応。
○遠吠えをする事がある。
〈老猫のお手入れ〉
老猫になると関節が硬くなって体の柔軟性が失われるため、自分では思うように毛づくろいが出きなくなります。毎日のブラッシングをし、また、目・耳・鼻・口・おしりのまわりなどが汚れたやすくなるので、お湯をしぼったタオルでこまめにふき清潔を保ちましょう。足裏の毛と爪はこまめにカットしましょう。
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