【猫の体のしくみ】
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作成者:JHPA事務局
〈猫の骨格〉
猫は非常に柔軟な体を持った動物です。これは、関節の数が多く、人間や犬と比べてもとても柔軟にできているからです。特に足の関節はとても柔らかく、前後左右に自由に前足を動かすことができます。筋肉も非常に発達していて、背骨をバネのようにしならせることができるため、すばらしい瞬発力を持っています。

〈猫のしっぽ〉
猫はしっぽで体のバランスをとっています。幅が狭く高いところでも上手に歩けるのはしっぽでバランスを取れるからです。

〈猫の爪と肉球〉
猫は足音を立てるようなことはしません。足音や衝撃を吸収するための柔らかい肉球は滑り止めの役割もしています。高いところに登る時などは爪を出します。

〈猫の目〉
猫の目はビー玉のように澄んでいて、目の表情が豊かです。これは表面の角膜部分が湾曲していて光を採り入れる水晶体が大きいためです。また、大きな特徴として光の量で瞳孔の大きさを調節するため、暗いところでは丸く大きい瞳孔になり、光の強い所では瞳孔を閉じて縦一本の細い目になってしまいます。これは、光の加減で瞳孔を調節して、多くの光を集めるための機能です。この機能によって猫は、暗い所や夜間に狩りをすることができます。

〈猫の耳〉
猫は人間では聞き取る事の出来ない高音を聞き取ることができます。人間が聞き取れる聴力は2万ヘルツと言われており、猫は3倍の6万ヘルツと言われています。似たような音も識別する事ができる特性もあるので、フードを開けたりする音でご飯かどうかもわかっちゃうのです。

〈猫の鼻〉
猫の鼻は自分の縄張りやメスの匂い、食べ物の識別をする役割があります。猫は味覚が発達していないので、匂いで食べ物を判断します。

〈猫の舌〉
猫の舌は表面に細かい突起の乳腺がたくさんついているので、やすりのようにざらざらしています。この突起を使って骨についた肉をそぎ落としたり、毛づくろいをするときのブラシの役割をしています。

〈猫の内蔵〉
猫はそもそも肉食動物です。消化器官である大腸や小腸が短いため、穀物などの消化は苦手で、繊維質のものは消化せずに排泄します。猫の内蔵のことを理解し食事を与えましょう。

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