ものを言わない猫が普段と様子が違えば、病気ではないかと考えてあげることが大切です。ただし、なかなか表に出ない種類の病気は見逃しやすくなります。そのために、病院での定期健診、そして普段からの体のチェックをしておき、早期発見が大切です。
◆猫の健康チェック
〈体温〉
平熱はおよそ38〜39℃前後です。体温は肛門に体温計を入れて測るのが一般的な方法です。シッポを軽く持ち上げ、デジタル体温計をゆっくりと肛門に 2〜3cm挿入して測ります。
〈心拍数〉
一般的な猫では、140〜220ですが、リラックスした状態の猫はもっと少ない数になります。猫の心拍数が遅すぎる、速すぎるあるいは不規則な場合は、病院にいきましょう。
〈呼吸数〉
猫のお腹が上下する動きを見て数え、一分当たりの呼吸数を測ります。正常な猫は一分当たり、15〜25回ぐらいです。猫が興奮しているときや息を切らせているとき は呼吸数を数えないようにしまてください。猫の呼吸数が多すぎるときは、病院に連れて行きましょう。
〈体を触る〉
毎日、体を全身くまなく触り異変がないかチェックを行いましょう。特に下記に記した部分をチェックし、太ったり痩せたりしていないか体型の確認も忘れずに行いましょう。
●耳の中・・・・・耳あか、耳だれ、かゆみ、においなどがあったら要注意です。
●鼻 ・・・・・・起きているときは適度に湿っているのが正常です。
●目 ・・・・・・涙や目やにの量、充血、目の周りの腫れはないか、目の色をチェック
●皮膚・・・・・・湿疹はないか、ただれている箇所はないかをチェック
●肛門・・・・・・寄生虫がついていないかをしっかりチェック。
●腹部・・・・・・しこり有無
◆行動もチェック
異常な興奮、落ち着きのない態度、よろける、ふるえる、動きが鈍いなど、いつもと違う様子がないかを観察します。
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