【 猫に必要な用品 】
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作成者:JHPA事務局
◆子猫のために必要な用品
子猫を迎えて一緒に暮らすためには、さまざまなグッズが必要です。身近にあるもので代用できるものもありますが、子猫が来てから慌てることがないように、最低限必要なものはきちんと揃えておきましょう。ブラッシングや外出用の首輪、キャリーバッグなどはすぐに必要なものではありませんが、そのうち必要な用品も子猫のうちから慣らしておけば自然と受け入れてくれますから、用意しておくことをおすすめします。
〈最初から用意するもの〉
●フード
猫のフードは総合栄養食、いわゆるキャットフードが一番優れていて安全です。手作り食など、手間をかけてあげられることもとてもいいですが、万一入院などした時、数日家を空ける時のことを考えると、ドライタイプのドッグフードに慣らしておくことがいいでしょう。成長段階ごとに、キティ用、成猫用、シニア用、ダイエット用など、また、形状によって4つのタイプがあります。

1.ドライフード
2.ソフトドライフード
3.セミモイストフード
4.ウェットフード

●水飲み用とフード用の食器
猫水飲み用とフード用の食器は分けて準備してください。食器は、ペットショップなどで数多くの種類が販売されていますが、食べているときにずれないよう、軽すぎず、安定性のある底にゴム加工されているものやある程度の重さがある物がおすすめです。ステンレス製のものが手入れもしやすく衛生的です。陶器の食器も汚れもすぐに落ちて、重さもあるので使いやすいでしょう。子猫の間は、市販の食器では大きすぎる場合があるので、人間用の浅いお皿などで代用するのも良いと思います。

●トイレ
<トイレ容器>
猫砂などを入れるトイレの容器がまず必要です。フード付きのものや、おまるの形をしたもの、自動で処理をしてくれる電動式の高価なものまで、いろいろあります。成猫になっても使えるようなサイズでもいいですが、子猫の場合、縁が高いとトイレに入れないこともありますから、まずは浅い箱のようなもので様子を見てあげても言いでしょう。

<猫砂など>
トレイの中に敷き詰めるに固まる砂などのことです。一般的なのは砂タイプですが、木くずタイプ、シーツ・パッドを利用した物、排泄物のにおいを吸収するようなタイプのものなど、多くの種類が市販されていますので、それぞれの特徴をよく理解して、住環境に合わせて選択しましょう。また、トイレの底に新聞紙を厚めに敷き、その上に、短冊状に細かくちぎった新聞紙をふかふかになるように入れれば猫砂の代用品となります。

●猫用ベッド
小型のケージやサークル、ペット用ベッドなどです。猫が落ち着ける自分の部屋のようなものであれば、ダンボールや脱衣カゴに毛布などを敷いて作ってもOKです。タオルはツメが引っかかりやすいので、毛布など目の細かい物のほうが良いでしょう。夏場は通気性の良いコットンなどを使用すると快適に過ごすことができます。これらはこまめに洗濯して、清潔な状態を作ってあげてください。

<寝床(ベッド)の置き場所>
ベッドの置き場所は人の出入りが少ない部屋の角など、静かで薄暗いところが適しています。すきま風が入り込むような寒い場所は避けます。ただし、猫用ベッドの場所を決めても、猫は好きなところで寝ます。「落ち着ける場所の一つ」として、考えて設置した方が良さそうです。

●爪研ぎ
布製、ダンボール製、縄を巻いたものなど、いろんなタイプの爪研ぎ器が市販されているので、試してみて、愛猫がもっとも好むものを探して下さい。手作りをするのであれば、カーペットの切れ端を利用したものやコルクの鍋敷きなどで代用することもできます。大きさの目安は、猫が上にゆったりと乗れるぐらいです。大きい分にはあまり問題はありませんが、小さすぎる物や安定感がなく、爪を研ぐときに動いてしまうようなものは不向きです。爪研ぎ器で爪を研ぐようにしつけをしておけば家具などを傷つけられる心配を軽減できます。

●キャリーバッグ
猫を動物病院に連れて行ったり、猫と外出したりする時のためにキャリーを用意しましょう。抱いて連れ出すと腕の間をすり抜けて脱走したり、迷子になってしまったり、他の人の迷惑となってしまったりします。キャリーバッグは、通気性がよくって、扉の開閉部分がしっかりしていて猫を外に出しやすい形状のもの、掃除のしやすいものを選ぶと良いでしょう。外から中が見えにくいつくりの方が猫は安心できます。

●おもちゃ
子猫はとにかくよく遊びます。猫は動くものが大好きで、毛糸玉や、起き上がりこぼしなどがあると、いつまでも喜んで遊んでいます。わざわざ購入する必要はありませんが、飽きっぽい猫のために多くの種類を与えて遊ばせるのが良いでしょう。猫が爪を立てたりかじったりしても安全なおもちゃを用意してあげましょう。

●猫草
毛玉を吐き戻したり、胸焼けを治したりするために、新鮮な猫草を用意してあげましょう。ただし、植物によっては猫が中毒を起こし危険な物もありますので、市販のものを利用するのが安心です。自分で種を買ってきて、育ててもよいですし、一鉢300円くらいのものもあります。特に完全室内で育てる場合は必需品となります。

●お手入れ用品
<ブラシ、コーム>
日々のお手入れをする道具です。猫を清潔に保ち、毛玉症予防のためにもブラシやコームによる毎日のお手入れが必要です。くしは金属製で歯の先端が丸くなっている目の細かいものを、ブラシはやわらかな豚毛か、ゴム製のものが良いでしょう。猫は半年に一度、夏毛と冬毛が生え替わる抜け毛の時期があります。この時期もきちんと手入れをしてあげれば毛がほつれたり、毛玉ができたりすることを防げます。

<爪切り>
猫の爪が伸びすぎていたら、爪切りでお手入れしてあげましょう。カーテンなどの布に爪を引っかけて取れてしまう事故が起きることがあります。人間用の爪切りでも急場はしのげますが、専用の爪切りを購入されることをオススメします。猫の爪と人間の爪とは構造が全く違います。上手に切らないと爪が剥がれてしまったり、爪割れをおこしてしまったりします。

●ロールクリーナー
猫のためと言うよりも、室内の掃除に便利なものです。ソファや布団、衣服に付いた毛を取り除くために重宝します。

●消臭スプレー
最近は特に強力なもの、消臭だけでなく除菌もできるタイプのものが市販されていて便利。

●タオル
猫専用のタオルを用意しましょう。

●雑巾
猫専用の雑巾を用意しておきましょう。トイレの掃除などには必要な物です。

●季節のグッズ
あまり過保護にしすぎるのは良いことではありませんが、暑すぎたり寒すぎたりする部屋では季節に応じた対策が必要です。また、体力のない子猫や病気がちな猫、高齢の猫は室環境を整えてあげることが大切です。

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