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作成者:目黒支部 萩原 尚子 |
◆犬の耳1/耳のシステム |
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鳥やカエルなどの生き物は、耳はありますが耳介はありません。
でも犬の耳には耳介があり、音を集めて効率良く音を聞けるようになっています。
また、犬の耳は音のする方へ動かす事ができます。
四本足で立っている犬は、音のする方向へ簡単には振り向けませんので、気になる方向へ耳を向ける機能が働くのです。
犬と生活をし始めた古代の人々は、犬の耳の動きを見て危険を察知したり、狩りの際に獲物を見付けるための目安にしていたという説もあります。
たれた耳の犬(例えばビーグルやダックスフンド)は立っている耳の犬(例えばシェパードや柴犬)に比べ聞こえが悪いですが、耳の機能が衰えている訳ではないので、機能としての差はありません。 |
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◆犬の耳2/性格が耳にも出る |
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犬の耳は自分の気になる方向に動かす事ができますが、いつもピクピく耳を動かしている犬と、そうでもない犬がいます。
犬の聴覚は人間に比べ4倍程なので、小さな音も聞こえています。
人間が見て何も無い方向に向かって犬がワンワンと吠え、その後に猫が現れたりすることがありませんか。
割と神経質な犬は、寝ている間も耳をピクピク動かして周りを気にしていますが、
割とおおらかな性格の犬(例えばセントバーナードなど)はあまり耳を動かしてはいません。
その犬がどんな性格なのか、耳を観察するとちょっとしたヒントになります。 |
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◆犬の耳3/耳の言葉 |
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犬は感情によって耳の位置を変えています。
嬉しい時、悲しい時、怒っている時など、犬の気持ちを耳の位置でも理解する事ができます。 |
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