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作成者:目黒支部 萩原 尚子 |
◆犬の目1/視力・視野・視覚 |
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犬の目の視力は0.2〜0.3と言われ、かなりの近視と言えます。
犬はピントを合わせる力が弱いといわれていますが、狩りをしてきた犬は、動く物に対する脳の働きが優れており、
止まっているボールには気が付かないのに、動いているボールにはすぐ反応をしたりします。
野生の草食動物などが、肉食獣を見つけると、ピタッと静止して様子を伺うのは、肉食獣に見つからないためなのです。
犬の目の視野は通常、250度ほどですが、頭の幅の狭い犬はこれよりも広く270度程度です。
犬の種類によっても視覚に違いがあり、平原などで獲物を見つけ、追いかけて狩りをする、ハウンド犬などは、視覚がとても発達しています。
逆にビーグルなどは、獲物を追跡するタイプの猟犬なので、視覚はそれほど優れてはおらず、
テリア種になると、獲物を見つけ出し、攻撃してしとめるタイプなので、動体視力と反射神経にすぐれています。 |
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◆犬の目2/アイコンタクト間違っていませんか? |
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犬の目をじっとみつめて下さい。どんな反応をしましたか?
目をそらしたり、不安げな表情をしませんか?動物にとって相手を見つめる事は敵意の現れです。
好きな相手を見つめる事はあるけれど、好きではない相手に見つめられると、「敵意がある」と思ってしまいます。
飼い主さんにじっと見つめられたりすると、「もしかして怒ってるの?」と不安になったりします。 |
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◎上目遣い
叱られた時などにする上目遣い。
反省しているようでかわいいけれど、実はこれは体を低くして、いざという時にすぐ逃げ出せる準備体制だったりします。 |
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◎涙を流す
犬が悲しくて涙を流す事はありません。涙を流すのは人間だけです。
犬の目から涙が出るのは、目、鼻、耳などに刺激が加わった時です。 |
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