【 犬のシッポにはどんな意味があるのかな? 】
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作成者:目黒支部 萩原 尚子
◆シッポの役目1/バランス
魚のシッポから進化した動物のシッポ。 陸上の動物はシッポを体のバランスをとる為に利用しています。 特に100km近いスピードで走るチーターのような動物などは、走行中にカーブする際、シッポをグルグル回してバランスを保ちます。 これは犬でも同じ事が言えます。
〈シッポの短い犬はバランスがとりづらいの?〉
断尾する習慣のあるコーギーなどはバランスがとりにくいと言えますが、走っても高速にはならないので、問題は無いでしょう。 逆に走った時にスピードの出る種類の犬(ハウンド系など)はシッポがないと困るかもしれません。
◆シッポの役目2/コミュニケーション
犬の社会ではシッポがコミュニケーションの道具として使われています。
嬉しい時、相手に服従する時など、犬同士の中でもシッポで会話をしています。
断尾してしまったシッポの短い犬はこれがわかりづらいので、意志が伝わりづらいと言えますが、 人に飼われるようになり、犬同士の交流はお散歩の時くらいなので、それほど問題とはならないようです。
◆シッポの役目3/人間とのコミュニケーション
人間は視覚で情報を得る事が多いので、犬のシッポの動きを見て犬の感情を理解してきました。 犬のシッポのコミュニケーションは人間にとっても、理解しやすいものであったので、昔から人間と犬は良いパートナーとなってこれたのでしょう。
しかし、犬のシッポのメッセージがわからなければ、コミュニケーションはとることができませんね。
では、犬のシッポの動きでどんなことがわかるのでしょうか?
「嬉しい!楽しい!」:左右に大きく、勢い良く、シッポを振ります。 「ボクと勝負するのかぁ?」:ゆっくりと左右に振り 相手に襲いかかるタイミングを計ります。 「恐いよぉ〜」:シッポを下げたり、 巻いて股の間にはさんだりします。
★犬はシッポを無意識で動かしています。 嬉しい時は自然にシッポがパタパタ動き始めてしまいますし、悲しい時や恐い時は自然に下に丸まってしまいます。 こんな正直な犬のシッポを見れば、自然と犬の気持ちが分かってきますね。
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