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2003年2月・日本ペットショップ協会調べ |
犬猫の分野は、ランニングビジネスが最も成長する可能性が大だ。 |
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3年前に小売業界(スーパー・デパート)から参入した企業の経営者が語った参入理由を紹介しよう。 |
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1、 ペット産業はバブルがはじけても右肩上がりで成長を続けている
2、 この業界の経営者の考え方は他業界に比べて遅れており、そこにビジネスチャンスがゴロゴロ転がっているだから、
他業種の我々でもペット業界のリーダーになれるのではないかと考えたという。
確かに業界として見た時に、全国に1万店を越えるペットショップがあるのに、それをまとめるメーカーも問屋もない。
このまとめ役の全国小売業協会ができたのも一昨年の4月のことである。
またメーカーの数が多すぎて業界リーダーが見えない、大手の問屋は3店あるが、売上げ規模で均衡しておりどこもリーダーと特定できないなど、
他業界に比べて成熟しているとは言えない点も多く見受けられる。 |
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そのことを多くの小売業界の経営者も感じ取ったのか、その後、小売業界大手から相次いで新規参入があった。
今後もこの傾向が続き、ペット産業の健全な競争と進化を促すことを期待したい。 |
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21世紀のペットビジネスは、成長を続けることには疑いはないだろう。
ただし、すべてのショップ、獣医、トリミング店が成長できるかといえばそれはNOだろう。現実に多くのショップが出来ては消えを繰り返している。
成長ビジネスゆえに競争も激化しているからだ。常に他との差別化を考え、先んじた方が勝つのは、ペットビジネスでも変わらない。
顧客の満足度をいかに高めるかを常に考える姿勢が大事だと言える。 |
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では次に、今年1月にペットショップに対して実施したアンケートの中から、注目したいポイントをご紹介しよう。 |
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2003年2月・日本ペットショップ協会調べ |
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これを見て皆さんはどう考えるだろうか? |
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興味深いことにインターネットの普及率が60%を超えようとしている現代において、
それを活用しているペット業者は16%しかいない。これは他の業界に比して、かなり少ない数字といえよう。
もし、顧客の満足度を高める差別化を考えるならば、ここらへんに大きなヒントやポイントが隠れているのではないだろうか。 |
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最後に、顧客満足度を高めるのは大切だが、
ペットビジネスゆえにそれが弊害を生んでしまう点についても触れておきたい。それはペットを流行で買う顧客にどう対応するかだ。
かつてはハスキー犬、現在ではチワワと言ったようにその時々の流行にペットの需要は大きく変化する。
顧客のニーズ優先で正しい飼育知識を持たない顧客に売った結果、ペットを虐待したり、捨てたりする例が急増する。
やはり、生き物を商品として扱う特別な業界であることをきちんと考えた対応を期待したい。
お客様に対するアドバイスや指導を大切にすることも一つの大きな差別化につながると思う。〈了〉 |