ワンちゃんを家族として迎えた時のお約束
 動物病院などで狂犬病の注射を接種し、証明書を発行してもらいましょう!
 ★証明書を持って近くにある【動物愛護センター】や【保健所】に登録をしましょう!
人間の子供も、産まれてから家族としての【出生届け】をするのは知っているかい?
この登録をすることによって、子供がうつりやすい病気にかからないよう、予防接種や健康診断が受けられるようになるんだ。

 それと一緒で、ワンちゃんを飼ったことの責任として、
『狂犬病』という人にもうつる病気を防ぐために、『狂犬病の予防注射』を毎年4月1日〜5月30日の間で接種する義務があるんだよ。命を預かるということは、人間も犬も猫も、社会に対しての責任を持たないとならないからね。

 それから、
登録をすると、その子の『家族』と『住む場所』が分かる【鑑札】がもらえるんだ。
これは、ワンちゃんやネコちゃんにとって、唯一公(おおやけ)の場所でも認められる
【身分証明書】になるんだよ。
 人間社会には、犬や猫の知らない事ばかり。突然大きな音がしたり、知らない人に会ったりすると、びっくりして飛び出しちゃうこともある。冒険が好きな子は、こっそりドアから旅立っちゃうかもしれないしね。こういう時に、彼らは迷子になりやすいんだ。

 『動物には帰巣本能(きそうほんのう=動物が自分のすみかや巣あるいは生まれた場所へ帰ってくる性質、または能力)があるから大丈夫なんじゃないの?!』と思う人もいるかもしれないけど、人間とここまで密接した生活をしていると、その能力も衰えてしまうんだよ。
 それを証明しているのが、実は
【殺処分数(動物愛護センターで保護されている犬や猫は、3日〜7日間の内に飼い主が現れないと、ガス室に送られ殺されてしまいます)】の中の『名無しの権兵衛』たちの数なんだ。

 彼らは、最後まで家族が迎えに来てくれることを信じているんだ。
そんな彼らの命を守るために
『親の愛』と一緒に【鑑札】を必ず付けてあげようね。
狭いケージは小型犬用。コーギーなどの人気犬種が多く収容されている。
人間が通るたびにガラスの向こう側であとを付いてくる収容犬たち
◆狂犬病予防法 第4条
生後90日を経過した犬を取得した人は、飼い主の責任として取得した日から30日以内に犬の所在地を管轄する市町村長(特別区の場合は区長、以下「市町村長等:」といいます)に「飼い犬の登録申請」を行わなければなりません。(以下略)
◆狂犬病予防法 第5条
飼い犬に対する狂犬病の予防注射は、毎年度1回の実施が義務づけられていますが、実施の期間については毎年4月1日から5月30日の間に受ける事とされています。ただし、生後91日以上の犬を初めて取得した場合には、取得した日から30日以内に最初の予防注射を受けること。(以下略)
◆狂犬病予防法 第6条
狂犬病の予防が短期間で効果をあげることができた理由として、飼い主不明の放浪犬、未登録犬、未注射犬等の強制収容、すなわち「抑留措置」を実施したことがあげられます。(略)所有者からの申し出を待つ抑留日数は3日から4日とされています。
「鑑札を付けよう」でもお話した通り、【名無しの権兵衛】で亡くなるペットが『未だ無くならない殺処分数』の大部分を占めている事がお分かりいただけたと思います。でも、その他にも重大な要因があります。
流行に乗り、利益重視で商売をする
“増 殖 家”がいるから
知識のない販売業者が、
子犬や子猫を販売するから
乱繁殖を繰り返すブリーダーを“増殖家”と私たちは言います
ある動物愛護団体のホームページに、増殖家から救助された犬や猫のレポートが掲載されていました。
糞尿にまみれた劣悪な環境下で、十分な栄養も与えられず、ただ子犬を産むためだけに生かされている犬たち。皮膚病で毛もすっかり抜け落ち、象のような堅い皮膚に覆われ、何の犬種かもわからなくなってしまった犬たちが、救助に赴いたボランティアスタッフに甘える様子を見た時は、胸が締め付けられる思いでした。増殖家を作らない方法は、飼い主である私たち一人一人が意識を持って、増殖家を受け入れない社会を作る事にあります。
増殖家同様、乱繁殖された“もともと体の弱い子”や“遺伝性疾患”を持つ子を、平気で一般の飼い主に売る業者がいることは、大変重大な問題です。しかし、どんなに健康な子であっても、飼う人との『環境』『性格』などの相性を考えず、『売れれば良い』といった風に販売されたとなれば、お互いの生活に無理が出てくることもあります。最悪は、共に暮らすことを諦めてしまうかもしれません。これは、素人販売員が“無意識の内に”捨て犬・捨て猫候補を作っていると言えます。自身が飼うと決めた犬種や猫種の性質を【良く調べ】【詳しく知る】ことが、世の中にこういう“素人販売員”を生み出さない近道なのです。
“望まれずに”産まれる子が絶えないから
殺処分される子たちを分類分けすると、犬であれば明らかにその数が多いのが“MIX”と呼ばれる子たちです。
また、猫の場合は“目も開かない子猫”の数がその大部分を占めています。この状況は、確実に
『望まれずに産まれた』ことに起因しています。
また、悲しい現実ですが、JHPAへ里子登録をされている子の9割が“MIX”であるにもかかわらず、里親希望と名乗り出ていただける方は、1割の“純血種”に対してのみなのです。実は、
彼らを生み出しているのは、自分たちの側にいる“飼い犬”なんだという現実を、お考えいただきたいと思います。
捨て犬・捨て猫を増やさないために・・・
不妊・去勢手術のススメ
健康な体にメスを入れる事に抵抗がある方がいらっしゃると思いますが、不妊・去勢手術をすることによって、望まれずに産まれてくる子が減ることはもちろん、何より彼らの生活や健康にとって、メリットのあることだと言えるのです。
不妊・去勢手術においての一般的な効果
オス
メス
◎性格が温和になる
◎大半がマーキングをやめる
◎むだ吠えが減る
◎しつけがしやすい
◎望まない妊娠、出産を防止
◎発情期の問題行動
(食欲不振・無駄吠え等)を抑制する。
◎性格が温和になる
◎ケンカが減る
◎大半が尿のスプレーをやめる
◎メスを求めての家出が減る
◎望まない妊娠、
 出産を防止
◎発情期の異様な鳴き声がなくなる
一般的に不妊・去勢手術で予防できる病気(犬、猫共に)
オス
メス

◎睾丸腫瘍
◎セルトリ細胞種
◎肛門周囲腺腫
◎前立腺肥大
◎精巣上体腫瘍
◎他、多種
◎子宮蓄膿症
◎子宮内膜炎
◎子宮癌
◎卵巣癌
◎乳腺腫瘍
◎乳ガン
◎他、多種

動物愛護法でも『適正な飼養を受ける機会を与える事が困難となるようなおそれがあると認められる場合には、その繁殖を防止するため、生殖を不能にする手術その他の措置をするように努めなければなりません』と述べられています。人と密接した生活を送るペットは、すでに彼らだけで今の社会を生き抜く事は、とても困難なことなのです。自然体を重視するのも大切ですが、今の社会に合った生活をさせてあげることの方が重要だと言えます。
JHPA会員募集のお知らせ
週に何度も、迷い犬や捨て猫の保護を求めて、お問合せをいただいておりますが、保護した彼らをお世話する場所がないがために、現在は残念ながらお断りをしなければならない現状があります。せっかく救われる道があったのに、私たちがお断りをした時点で、その道は途絶えてしまうこともあるのです。『もっともっと多くの命を救いたい!』JHPAではそのためのシェルター建設を目指した寄付の募集、ならびに、ボランティアネットワークの拡大のため、共に活動を行っていただける会員を募集しております。たくさんの飼い主さんに、『命の大切さを啓蒙』するためのご協力をいただければ幸いです。温かいご支援をお待ちしております。 <一般正会員の条件>
年会費・活動支援費:3,000円をご寄付いただける方、活動へ積極的にご参加いただける方
飼い主ならびに飼い主になられた方への啓蒙活動を、積極的にご協力いただける方

<お申込み方法>
下記の<ご記入項目>内容をメールにてお送りください。
年会費・活動支援費の3,000円を下記【振込先】へお振込ください。お 振込を確認次第、会員
としての必要書類を送らせていただきます。
◆御記入項目
 (1)お名前(2)ご住所(郵便番号)
 (3)お電話番号(4)メールアドレス
 (5)飼われているペットの種別(例:犬 プードル 雄)
 (6)ブログや独自のホームページURL(ある場合)
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 口座名:特定非営利活動法人日本ヒューマン&ペット協会

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